VOICE16｜ 2021年2月
理想を尽くした家
七里ガ浜の高峰に佇む、グレーの壁面に囲われた家。まるで石造りのような落ち着いた風格と爽やかさを併せ持つ邸宅の中は、別荘のようなラグジュアリーでプライベートな空間が広がっています。装い・使いやすさ・眺望と、理想をすべて実現したというM様。とても楽しかったという家作りはどのように進んだのでしょう。奥様にお話しをお聞きしました。
─ 鎌倉市 七里ガ浜の家
- 住 所：
- 鎌倉市七里ガ浜
- 構 造：
- 木造 地上2階建て
- 敷地面積：
- 275.64㎡
- 建築面積：
- 110.14㎡
- 延床面積：
- 188.84㎡
- 建築事務所：
- 株式会社一級建築士事務所 アトリエマナ
- 設計監理：
- 株式会社一級建築士事務所 アトリエマナ
Q. 住み心地はいかがでしょうか。
全館空調を入れたので、とても暮らしやすいですね。夏場は玄関を開けるとすぐに涼しくて、特に良さを実感しました。また、床をタイルにした事で掃除に関するストレスが減りましたね。サッと拭けば綺麗になるので、汚れを気にせず犬を飼えるようになりましたし、お風呂も赤カビ等が出づらく、掃除がしやすくて快適です。
Q. 気に入っている所やこの家で良かったなと思う所はありますか。
やりたいことは全部取り入れたので、全部気に入っています！その中でも、外観はタイルを貼ったことでメリハリがつき、好みの感じに仕上がりました。また、キッチンも気に入っています。セラミック素材で傷がつかないし、汚れも取れやすくていいですね。前の住まいではしなかったような料理もするようになり、幅が広がりました。グリルやオーブンを使って、お肉料理をしたり、冷凍クロワッサンをサッと焼いたりと手軽に美味しい物を食べられるようになったのも嬉しいです。それから、家族全員が気に入っているのは、屋上ですね。朝日も夕日も見ることができ、色んなエリアの花火も楽しめて、眺望は抜群です。夕方に屋上に上がって夕日を見るのが日常になっています。
Q. 建築家との家作りはいかがでしたか。
一言でいうと、凄く楽しかったです！前の家を建てた時と違い、何度も様々なショールームへ行って、一つひとつ自分で選べる事に驚いたし、楽しかったです。選ぶ時は小さい見本で想像するのでイメージが分からない事もありましたが、河内先生が私の好きなテイストを分かって下さっていたので、提案はしっくりきました。河内先生は、施工例の感じが好みだったのと、知人の家を設計していたことが決め手でお願いしました。柔らかさと強さのあるお人柄が好感だったのと、私と近い子育て環境のある女性なら、家の使いやすさ等をより分かってくれそうとも思いました。結果、お願い出来てとても良かったですね。
Q. キクシマに依頼してみていかがでしたか。
現場監督さんは逐一丁寧でしたし、営業さん含め、皆さんレスポンスが早くて良かったですね。また、建築中に何度も現場に来ましたが、職人さんは優しい方ばかりでした。近隣の方に施工会社を聞かれて、“機会があれば依頼してみようかな”なんて話しもありましたよ。それから、今回建築中にコロナ禍に入りましたが、入荷に時間がかかる物資があった位で、その他は特に不安もなく進められましたね。
Q. 最後に、M様にとって「家づくりで大切」と思う事をお聞かせください。
いくつかありますが・・まず、家全体のデザインイメージを固めておく事は大事ですね。また、私たちは以前の住まいで“もっとこうしたかったな”という改善点があったので、希望を明確にしておくと良いと思います。それから、自分の好みを分かってくれる建築家の先生を選ぶ事はとても大切です。自分の希望に対して、それは違うと断定したアドバイスではなく、好みを尊重しつつ提案してくれたので、自分の作りたい家が作れましたし、満足する家作りが出来ました。
担当者から
M様邸は、外観・内観の壁面、床、お風呂場など様々な場所にタイルを用い、一見石造りのような品格と堂々たる佇まいのある木造住宅です。囲われた壁によって外の視界から守られた内部は、一面に広がる窓と吹き抜けが心地よい、寛ぎの空間が広がります。そこに、選び抜いた素材やパーツ、照明等のインテリアが、空間にラグジュアリーさをもたらしています。土地柄ならではの潮風と陽光、360°の眺望も楽しめる“自宅”と呼ぶには贅沢な家。M様は、“やりたいことは全部やる”“希望を叶えてくれそうな建築家と共に作る”、という事をシンプルに真っすぐ進めていきました。長い道のりになる建築家との家作りで悩むことなく進めてこられたのは、選ぶべきものを見極め、ぶれずに理想を見つめ続けたM様のしなやかな強さがあったからだと思います。本日は、素敵なお話をありがとうございました。