VOICE08｜ 2015年9月
楽しみを完結できる家
絶景を望む見晴らしの良さ、６層のスキップフロアや屋上庭園などアイディアの詰まったモダンな邸宅が横浜の高台にあります。
─ 横浜市 モリオン楼
Q. 竣工して約2年経ちますが、四季を通して気づいたことなどありますか？
奥様「１階から３階まであると温度差があるものですが、玄関からの空気を３階へ送り、そこから家全体へ流す仕組みがあるので、夏は風が通って涼しいし、エアコンはほとんどつかいませんでした。冬も寒さを感じません。１年通して家の中はとても快適ですね。」 旦那様「夏は屋上のシャワーがとても良いです。作る時は見える所にシャワーは・・・という気がしてましたが、カーテンもあるし夏の外は心地よく、案外使い勝手が良かったです。」
Q. お二人が気に入っている所はどんなところでしょうか？
奥様「立地がとても良いですね。ランドマークタワーと富士山の両方が望めます。周囲は静かで、鳥の声が聞こえたり、リスがいたり自然が多くて季節を楽しめますね。また、３階のベッドルームからのランドマークの夜景もとてもいいです。紅葉も見えたり、、、雨の日は幻想的で本当に綺麗です。」 旦那様「私はデッキスペースが気に入っています。明るい所でぼーっと新聞や本を読むのが心地良いです。３か所あるので、南が暑ければ北とか、その時々で移動できます。スクールゾーンで人の通りはあるけれど、ルーバーが上手く外からは見えないようにしてくれて、プライバシーが守られているのも良いです。」お二人「それから、屋上には家庭菜園があり夏にはきゅうりが１００本も取れました！１ｍ程のちょっとした高さの見晴らし台もあり、乗るのはちょっと怖いですが花火が良く見えますよ。」
Q. M様は建材選びや見える景色など、建築家と共にひとつひとつこだわって進めたられたと思います。エネルギーもいる事だったと想像しますが、建築家と作ってみてどうでしたか？
旦那様「この以前にも、改築をしたり、ハウスメーカーと作ったことでの失敗等も経験しています。今回、筒井先生（設計者）と作ってみて、時間がかかったり、予算が合わない等ありましたが、１００％に近い理想の家と出会う事が出来ました。ハウスメーカーと違ってモデルルームが無いので最初は分かりにくいのですが、模型がある事でだんだんイメージが沸きました。筒井先生は“シンクの蛇口の角度はこういうものがこの家には似合う”“ここはニトリじゃないと思う（笑）”等、思いいもよらない所で一つ上の世界を見せてくれて、新しい感覚を知りました。ハウスメーカーだとどうしても限りがありますが、そうではなくてもっと自由で無限の可能性があるんだなぁと。」
Q. 最後にお二人にとって家づくりで大切と思ったことを聞かせて頂けますか？
奥様「居心地には２つのフィルターが大事だと思います。好みのイメージと実際の居住性。両方がある事で心地よい家が生まれるのではと思います。」 旦那様「それから、家の中で遊べる感覚、楽しみを家で完結出来るという視点が大切かな。」
担当者から
M様邸は、本当に自由で新しい発想が溢れいています。家中にあるグリーンの水やりのために、カウンター下には水栓があり、こんな所にと驚く、キッチン角の隠し収納、お店のように細かに分かれて取り出しやすい衣装棚等、この設計に合わせて出来る事や楽しくなる事、もっと暮らしやすくなる事が散りばめられています。 “楽しみを家で完結できる”この言葉はM様邸そのものを表現していると感じます。日常では様々な楽しみがありますが、アイディアと工夫によって「家」という場所でどんな事でも楽しめるのですね。お話されるお二人の温かな空気感からも、本当に心地よい暮らしを過ごしてらっしゃるのだなあと感じました。長い時間を過ごす家に楽しみが溢れていれば、日々はより豊かになるのではないでしょうか。M様、本日はどうもありがとうございました！！